スキッドカーの紹介 / はりま交通研修センターTOP

スキッドカーは、スウェーデンで開発された画期的な自動車事故防止トレーニング装置です。平坦な舗装路面を低速(20km/h?30km/h)で走行しながら様々な危険運転状態が体験できます。

例えば…
◆雪道、凍結路面でスキッド(横滑り)やスピン回転
◆降雨時の高速道路等で起こるハイドロプレーニング現象(水膜現象)
◆カーブを走行中にかかる遠心力によって道路外に逸脱する現象(アンダーステア)
以上の様な状態を作り出すことができます。これらの危険状態を運転、同乗して危険な動きを安全に体験することができるのです。パニック状態の怖さや、そのような事態においてどのように対処するのか、その理解を深めることのできる他に例を見ない装置です。ぜひこの貴重な体験を今後の安全な車両運転にお役立て下さい。

1)滑りやすい路面での発進

滑りやすい路面の急激なアクセル操作ではどうなるのか、
滑りやすい路面での安定した発進方法はどのようにするのがよいのかを
理解し、体験する。

2)アンダー・ステア

遠心力によって旋回半径が増し、ハンドルを切っても曲がりきれない状態を
体験する。その対処法(一度ハンドルをまっすぐに戻し、グリップを回復さ
せてからハンドルを切りなおす。このとき、アクセルをゆるめたり、 ブレーキを
かけない)を理解し、体験する。

3)オーバー・ステア

ハンドルを切ったときに、感覚以上に内側に入り込もうとし、後輪がグリップ力を
失って滑りだすことを体験する。その対処法(逆ハンドルを切って立て直す)を
理解し、体験する。

4)スピン 完全にコントロールを失ったスピン状態を体験し、
そのようなときの対処法を理解し、体験する。
5)ポンピングブレーキ 滑りやすい路面での急ブレーキをかける際には、ホイールをロックさせないように
、数回に分けてブレーキを踏めば安定した停車ができることを理解し、体験する。
6)滑りやすい路面での急制動 タイヤがスリップし車体が不安定な状態での停車を体験し、
その対処法を理解し、体験する。
7)ハイドロプレーニング現象 ハイドロプレーニング現象を体験し、その対処法(ハンドル、ブレーキ。
アクセルなどの操作をせずにブリップの回復を待ちハイドロプレーニング
現象から抜け出す)を理解し、体験する。